先日、眠らない街、六本木ヒルズで
映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
ギロッポンで恐竜展やったのなんて
もう三年前なのか…と思うと
愕然とします。
以下感想。
問答無用でネタばれしているので
未見の方はすっとばしてください。
三時間という長尺、
全編に渡ってセリフが歌、
しかも上映時間が深夜という不安は
なんてことない杞憂に過ぎず、
あっという間に観れました。
むしろもっとみていたかった。
ユゴーの「レ・ミゼラブル」、
超有名で、歴史モノの名作ですよ。
パン盗んだオッサンの逃亡劇くらいの
認識でしかなかったわたし、
ちょっと後悔しました。
にわかの自分が言うこっちゃないけどね
ドン底で這い回るひとたちの
力強く愛に満ち溢れた物語に
始終感動しっぱなし。
だって最後の最後まで
悪役がいないんです。
みんな絶望の中、
一生懸命もがいていました。
特に、叶わぬ恋を抱いたまま
革命に散ったエポニーヌ。
彼女が慕う青年は、別の女に首ったけ。
青年を心から想うが故、
彼の恋を応援してしまったり、
男装して革命に参加、青年を助け、
最後は彼のために死んでいきます。
これを愛と呼ばずして何と呼ぶのか。
青年の幸せを何よりも願い、
見返りなんていらないのです。
最初、設定的に意地悪ないじめっ子
(キャンディキャンディでいうところの
イライザ的存在 ) だと思ってました。
エポニーヌに土下座して謝りたい。
個人的助演男優賞は
サシャ・バロン・コーエン!
ゲスな男の役をさせたら
彼の右に出る者はいないんじゃないか
ってくらいハマり役だった。
嫁役のヘレナ・ボナム・カーターは
最近こんな役ばっかりですね。
今回も子役ちゃんにメロメロです。
リトルコゼットはあの有名なポスターに
よく似ていると思いました。
印象的だったのはガブローシュ。
ルーブルでみた、ドラクロワの名画
「民衆を率いる自由の女神」で
ピストルを持っている少年が
モデルなのだとか。ガブローシュ!!
最後撃たれちゃったときが
作品を通してイチバン辛かったなあ。
そしてわたしは気づいた。
ミュージカルのいいところは
ずっと歌ってるので
ツラさが半減するんだね。
人生は苦しい。
その根本は変わらない。
その中でいろいろな形の愛があって
いつの世も共感できる話だから
後世まで読み継がれていくのだろう。
一夜明け、その日の朝は
とても悲しい夢で目が覚めてしまい
愛とは何か、自分ごときが
そんなことを考えてしまう。
「夢やぶれて」…
叶うことのない夢を未だに追ってしまう
自分のミゼラブルな人生にも
コゼットという希望が現れることを
願わずにはいられない。

